【前回までのあらすじ】
ペパーくんとボタンちゃんが一触即発。
喧嘩腰なペパーくんと、回避を試みながらも喧嘩を買いかけてるボタンちゃんの二人がギスギスしている中、なんとか最初の観測所に到着しました。
いやぁ…肉体より精神が疲れた…
観測ユニット内にお邪魔しようとしたら、野生のキラフロルさんに阻まれてしまいました。
進化前のキラーメは普通に地上の洞窟内にいたので全然気にしてなかったですが、わざわざここにしかいないと匂わせるようなセリフをネモさんに言わせてるところを見ると、一応設定上はエリアゼロ固有のポケモンってことになるんですね。
ほんで、施設内部はこんな感じでした。
この施設、87年前に使われていたものをそのまま流用しているらしいんですが、一世紀前の施設にしてはオーバーテクノロジーですね…
エリアゼロの調査に関してはレホール先生の歴史の授業でも色々と聞けまして、記録に残っている最初の調査があったのがパルデアがまだ帝国だった2000年前頃。この時代の調査は人海戦術で行っていたらしいですが、誰一人として最深部にはたどり着けなかったんだとか。
そこから1000年ほど調査を繰り返しても結果は変わらず、人員資金を浪費した結果帝国の衰退を招き、800年程前にパルデア帝国が滅亡するきっかけにもなってしまったらしいです。
アカデミーが創立されたのも、帝国滅亡前後だったようですね。
そんな危険なエリアゼロ最深部の踏破を成し遂げたのが、200年前の調査隊エリアゼロ観測隊と呼ばれているチームで、参加メンバーの博物学に精通していたヘザーという人物が書いた探検記が、現在流通しているバイオレットブックです。
更に140年ほど前にエリアゼロ内でテラスタルしているポケモンが発見され、10年前にフトゥー博士が解明、一般的に使用できる技術としてテラスタルオーブを発明した(その研究チームにはクラベル校長もいたらしいです)。
というのが、ここに関する調査の大まかな流れです。
この観測ユニットは、140年前以降からの比較的安全な条件下での研究探索用に作られた施設ってことですね。
ここに置かれている日誌のようなものを見る限り、フトゥー博士が滞在していた時期もあったようですね。
テラスタルオーブを発明した時期にコサジタウンの研究室を作ったということは、あそこは10年前に使っていた施設だったのか…
仮称■■■…ねぇ…
これ、多分文字の滲みとしての表現だと思うんですが、実は同じように大事なところが滲んで読めなくなっている書物がゲーム中にもひとつだけ存在していまして…
それが、バイオレットブックにある「■盤のポ■■ン?」というページです。
おそらくは
円盤のポケモン?
観測隊員と はぐれたとき
大穴の奥底で 私は 不思議な
物体を 見つけた 気がする
ポケモンなのか 生きているのか
それすら わからない 謎の存在
彼の外殻は 六角形が 多層的に
重なった 構造に なっており
宝石よりも 光りかがやいていた
その形は まるで 円盤のようだ
と、書かれているんだと思うんですが…
多分■盤のポ■■ンとフトゥー博士の日誌らしきものに書かれている仮称■■■って、同じもの(もしくは近しいもの)なんじゃないでしょうかね…?
んで、これが現在パルデアのバトルで平然と使われているテラスタルの技術の元である、と…
エリアゼロ内の樹木の根元から結晶化しているのもテラスタルと同じ原理だと思われる(エリアゼロ内のクリスタル化現象とテラスタル現象は同一のものらしい)ので、こいつが関係しているんでしょうね。
次の観測ユニットに向かう最中ペパーくんが身の上話を始めましたが、喧嘩を売られ続けていたボタンちゃんは流石に突っかかってしまいましたね…
いやこれは仕方ない…画像容量の都合でお見せしてないですが、ペパーくんはずっとボタンちゃんに喧嘩売ってたから仕方ない…
ペパーくん、頼れる大人ってのがマジで一人もいなかったんですね…
というか、両親以外の親族についても何も話が出てこないので、身内自体が全然いないんでしょうね…
これからはスヴァくんの家に住みなよ…
変っていうか、ガチもんのネグレクトなんですよね…
そういうのがまだ自覚出来ない子供ってのが見ていてほんと悲しくなるレベルで辛い。
ボタンちゃん…
ペパーくんの身の上話があまりにも辛過ぎるとはいえ、君ほんと優しいね…
おお…仲直りできたね…よかった…
ペパーくんも初対面の人に当たり強い悪癖があるだけで、懐くのは早いからね…二人とも素直な良い子たちでほんとよかったよ…
この堂々たる見守り…
ネモさんって実はママなんだな…