【前回までのあらすじ】
怖い所で怖いことするな。
ネモさん…マジで怖いものないっすね…
エリアゼロ入ってからこの子だけ一切の曇りを見せないぞ…むしろ輝いてる…テラスタルレベルで輝いてる…
こんなもん押し付けられるミモりんの身にもなれ!
あの子ギャルっぽい見た目してるけど真人間だから、こんな劇物押し付けたら狂うぞ!
一方、曇らせられ続けていたペパーくんは、遂にこんなことを言い出すまでになってしまいました。
子供にこんなこと言わせるなよぉ…辛過ぎるだろ…
なんすかね、このプレート…
右はパルデアの地図って言われてるらしいですけど。
あの…なんか…完全に埋まってるんですけど…あれがゼロラボ…なんですよね?
とりあえず撮っとけイエーイ!
はぁ~…なるほど…?
生物だけじゃなく、機械の機能まで上げるなんてとんでもない代物ですね…ということは、ゼロラボはわざと結晶に取り込まれるように作ったってところですか。
えっ、これ一部の人間しか知らない情報なの?
なら、授業で平然と話してたレホール先生はどういう立場の人…?
クラベル校長が研究チームにいたらしいと、本人も断定できてない感じで情報を出してるところから校長から直接聞いたわけでもないだろうし…あの人、あんなデカい学校の教師にしてて大丈夫なのか…?
ゼロラボのゲートを開くと、中にいる危険なポケモンが飛び出してくるらしいです。
…いや、これどっから突っ込めばいいんですかね…?
とりあえず、博士(仮)が生身の人間じゃなさそうってのは、これで確定しましたけど…
それはそう。
っていうか、基本ネモさん一人で平気でしょう。
んじゃ、ゲート開いちゃうわよ~
が、ここでペパーくんからこんな提案が。
確かにミライドンくんは強そうではあるけど、あんなに怯えてた子を無理矢理ボールから出すのはなぁ…
出したところで、戦力に数えるのは無理があるんじゃないかな…?
あんたほどの怪物傑物がそう言うなら…
あ、意外と大丈夫そうな反応してますね。
出した瞬間からブルブルし出すと思ってたから、ちょっと安心しましたわ…
ん?
ファッ!?
ミライドンくんが怯えてる元凶、絶対こいつじゃないですか…!
気性が荒いって前情報に違わず、気性が荒いですね…あかん…ボールに戻っていいぞミライドンくん…!
ネモさんそこ代わって。
ああ、こんなに縮こまっちゃって…やっぱ無理に出しちゃいかんかったんや…
ほんとそう。
この辺のネモさん、恐怖って感情が欠落してるんじゃないかってレベルで察しが悪くてなんかね…怖いんですよね…
道中、2号がミライドンくんの家族なんじゃないかというネモさんの意見を信じようとしてたペパーくんでさえ、認識を改めるレベルのガチガチさだったんだよなぁ…
もしかしてネモさん、怒鳴られたりとかした経験ないんでしょうかね…なら、仕方ない…のかな…?