【前回までのあらすじ】
ひと夏の思い出を作った。
シーサイドを出ると、もう完全に夜になってました。
これは怒られますねぇ…閑照さん、覚悟の準備をしておきましょうか…
そんなこんなで急いでいた2人でしたが
グゲンカーのマーケットで、不審な黒い物体を発見します。こいつは昨日の夜に町を疾走してましたね。
「パパ」って自称してるってことは…まさか、ラッセルくんの父親なのか…?
第一発見者の閑照さん曰く、どうやらあいつが「不審なバケモノ」で間違いないようです。
しかも町を狙って移動していたので、このままだと町のみんなが危険です。急いで走ってくださいよ、閑照さん!
慌てて追いかけた先では、町の入口付近でバケモノを食い止めているユーミさんがいました。
おお女傑よ…1人でなんと危険なことを…!
ということで、「酩酊者」戦です。
瓶が3本くっついたような珍妙な見た目ですな。
この2人が揃うと、妙に頼もしいな…
一応、此方も色々あって結構育っていたので苦労はしなかったのですが
アレクサンドリアの女将軍よろしく、全体のHPを1にしてくる攻撃をされたので、強制終了です。
しかし攻撃方法よ…くさそう(絶対くさい)
あまりの臭さに、みんな満身創痍になってしまいましたが、なんとかトドメを刺されずに済みました。
やっぱラッセルくんの親父か…
この親父は、何故か町とは反対方向へ疾走していってしまいました。まあ、町に行っても最強の戦士ドグマくんがいるので、余裕なんですけどね。
んじゃ、追いかけましょ。
親父の影響なのか、森の西側は謎の黒いものに侵食されています。
その上、女の形をした妙な物体まで鎮座しています。これが親父の巣の様です。
こんなもの、昼間はなかったぞ…
昨日の手紙や今朝の無言電話でもなんとなく察してましたが、親父はユーミさんを狙っていたようですね。
不倫クソ野郎ですし、やってることも完全にストーカーのそれなんですが…
ということで、「酩酊者」二回戦です。
なんかメッセージウィンドウが真っ黒で怖いよぉ…
そして、いつもの独白…なんですが
今までと、あまりにも感情の強さが違いますね…
ラッセルくんは、暴力親父からユーミさんを守るために自分の身を犠牲にする覚悟でいたようです。君、全然感情が乏しくないじゃないか…誰かを守ろうとする気持ちがある子なんじゃないか…
こんなに感情を剥き出しにしてるラッセルくん、初めて見たよ…
しかも、特技「さつい」まで覚えてしまいました。
これは…ダブルミーニングですよね。こんな悲しいダブルミーニング、あるかよ…
倒せたけど…ラッセルくん…
やっぱり、バケモノの言葉は町のみんなには聞き取れていないようですね。
今回も聞こえない方がいいさ…聞こえてたら、ラッセルくんのSAN値が直葬されちゃうもの…
などとお話ししていた三十路手前のお2人の横で、ラッセルくんは完全に体調を崩してしまっていました。
そりゃそうよ…色々あるけど楽しくやってた夢の中でまでラッセルくんに暴力振るってた親父との邂逅するなんて、完全にトラウマものでしょうよ…
閑照さん、癒してあげてください…