【前回までのあらすじ】
トゥルーエンドがハッピーとは限らない。
時は戻りまして、ゆりかごをぶっ潰してきたラッセルくんは、同伴してくれなかったことを愚痴りつつ情報屋ハウスへ訪れていたのだった。
前回は大人しく夢を終わらせる提案に乗りましたが、今回は「いやだ、この夢を離れたくない。」を選択しましょう。
今夢から覚めないと、ラッセルくんのボディは限界を迎えてしまうんだとか。
考えてみれば、7日間ずっと実験をされていて寝ていても夢の中で覚醒しているような状態だったので、体が衰弱していてもおかしくないんですよね。流石に食事か点滴ぐらいはしているでしょうけど、睡眠って本当に大事なものですし。
それを理解していても、ラッセルくんは夢の中に残ることを選びました。
そうだよね…壊れても現実より優しい世界なことには変わりないもんね…
情報屋くんはラッセルくんのことを第一に考えているようなので、彼が自滅する選択肢は避けたかったのかもしれませんが、それでもラッセルくんの選択を尊重することに決めたようです。
あんなにラッセルくんに還りたがってたのにね…
この子には、本体であるラッセルくんの決断を覆すほどの力はないってことなのかもしれません。
ごめんな、情報屋くん。
どうか付き合ってやっておくれ…この子の最期の我儘になるんだろうからさ…
ちょくちょく辛辣だけど、ラッセルくんの最大の味方なんだよなぁ…
では、首ざわざわタイムと洒落込みましょう。
所変わって現実世界では、誰かが誰かに呼び掛けていました。
よく考えなくても、ラッセルくんに呼び掛けているんでしょうが…ラッセルくんは本人が望んだ通り、目を覚まさないようです。
うーん…人間扱いされてない…
HDは機械的に配給されていたみたいですね。
この二人の片方は、最初にラッセルくんを連行してた人かな…?
一方ラッセルくんは、夢から覚めることなく、いつもの自分のお家で目が覚めました。
もうあの串刺しラッセルが出てきたりはしないのかな? それなら安心して寝れますね。
なお、これまでは犯行時の状況を書いていたベッド周りのメモの内容は、ラッセルくんの懺悔に変化しています。これは閑照さん宛てのものですね。
TRUE ENDでは、罪悪感が高まるあまり現実の閑照さんと概ね同じ道を進んだラッセルくんでしたが、こっちの選択では死を選べない臆病さを嘆いています。
なお、閑照さん以外の子に宛てた懺悔は、懺悔しつつ反省してない感じが出ていたので、この閑照さん宛てが最も懺悔っぽいということだけをお伝えしておきましょう。
閑照さん宛てだけはどうしてもお見せしたくて使用したので、他の子宛ての内容は自分の目で確かめてみてくださいね(横着)
お家から出ると、閑照さんが待っていました。
お家周辺の崩壊具合がまた進んでますねぇ…
朝一の徘徊を済ませた閑照さんは、こちらの期待通りお茶デートに誘ってくれました。
貴方はいつも変わらずに肉食系で助かります…
夢を終わらせない選択をしたことについて、ラッセルくん自身思うところがあったんでしょう。少し悩む素振りを見せていますね。
これまで以上に崩壊している世界や、実際に普段通り活動している夢の住人を目の当たりにしたことで、これでいいのかと考えたりしているのかな…それとも、今も夢の中に居られることに安心してるのかな。
閑照さんって知っててもとぼけたりするので、分かってて勘違いしているふりをしているのか、本当に勘違いしているのか分かりませんね。
ラッセルくんの主観が混ざってるから、余計分からない。
結局、ラッセルくんは何も言わずにデートに乗ることにしたようです。
残り少ない時間だけでも、どうか幸せにおなり…
ということで、以上がTRUE END2「弱虫の夢」でした。
前回のTRUE ENDと、今回のTRUE END2のどちらも、ほど良く救いがなくていいですよね…個人的にはどっちも好きですが、2の方がメリバ感があってより好みです。
タイトルの「弱虫の夢」っていうのも、閑照さん宛ての懺悔でラッセルくん自身が口にしている「弱虫」が由来なんだろうなと読み取れるのがいいですよね。閑照さんの特別感が高まる…
TRUEの2つは夜の見回り相手にによって多少内容が変わるので、自分でプレイする際はお好きな男女でラッセルくんを殺させてみるといいでしょう。私は閑照さんの他にドグマくんでもやってみましたが、大分心に来ましたよ…色々と…
次回からは、本編で飛ばしてたイベントや2周目以降限定の要素、もうひとつのEDなどをやっていきますね。