【前回までのあらすじ】
バイバイありがとうさようなら情報屋くん。
情報屋くんから「最後にいちばん会いたい人」に会ってくるよう最後にアドバイスを貰っていたので、会いに行きましょう。
この「最後にいちばん会いたい人」の対象ですが、これは昨日夜の見回りのお相手として選んだ子が対象です。
つまり、今回のプレイでは
ここに住む
閑照さんが、今のラッセルくんの「最後にいちばん会いたい人」ということになりますね。
まるでラッセルくんを待っていたかのように構えていた閑照さんは、すぐに異常を察してくれました。
まあ、ここまで言われるってことは相当しょんぼりフェイスだったんでしょうしね…
では、何もかも全てを打ち明けましょうか…
閑照さん…どうか受け止めてください…
ラッセルくんが全てを打ち明けると、周囲にノイズが現れます。
これが、世界が壊れ始めたっていう演出なんでしょうね…悲しいけど綺麗だな…
いくら夢の中の住人とはいえ、流石に手放しで信じられる話ではないようです。
まあ、可愛がってたショタに「ここは夢の中でお前は俺が殺したんやで」なんて言われても、信じられませんよね…
それでも、真剣に語るラッセルくんの様子を見て、閑照さんは信じてくれたようです。
閑照さんが受け入れたからなのか、お店の内装が一変しましたね。
ここはまさか…
どうやら、現実世界での閑照さんのお家で間違いないようです。
これをモデルにして、HDでの閑照さんのお家も作られたってことなんですね。
ということは、ここで彼はラッセルくんに殺してもらったってことですか…
なんと、閑照さんは現実世界の記憶を持っていたことが判明しました。
たしかに、彼のイベントがあった4日目以降、閑照さんは現実世界と夢の世界のどちらの情報も口にすることが多かったですね。
中でも特に、彼を夜の見回り相手に選んだ際に出てくる「東の国」発言は、最たるものだったと思います。
彼が現実世界の記憶を持っているのは、ラッセルくんが無意識にそれを望んでいたからなのかな…?
閑照さんにだけは同じ記憶を持っていてほしいとか、自分に話してくれたことを忘れないでほしいとか、なんかそういう思惑はありそうですよね。私の願望かもしれませんが。
ラッセルくんは、閑照さんに殺してもらいたかったのか…
言わなくても分かるあたりが、同じ境遇になった者同士って感じがしますね。
ラッセルくんは、殺してもらいやすいようにその場に跪きます。
2人の体格差なら立ったままでもそれほど難しくはないでしょうが…現実の閑照さんも殺される際に同じようにしていて、それを真似ている可能性はありますね。
ここの台詞に、2人の理想の関係が詰まっている気がしますね…
きっと今のラッセルくんが過去の閑照さんに会ったら、この閑照さんと同じことを言って殺人を拒否したんじゃないでしょうか。
これは閑照さんに言ってほしかった言葉というよりは、罪悪感を覚えたラッセルくんが閑照さんに掛けたかった言葉のように見えますしね。
でも、過去の閑照さんが死を望んだように、今のラッセルくんも死を望んでいます。
閑照さんは、懐から何かを取り出しました。
この角度だとちょっと見づらいですが、正体は包丁です。ラッセルくんが閑照さんを殺す際に使った凶器も、彼の自宅の包丁でしたね。
閑照さん…
夢の中だけとはいえ、貴方は確かにラッセルくんの良きお兄さんでした…
わざわざ声を掛けてくれるのは、心の準備をさせてくれてるからなのか、心の準備をしているからなのか。
現実のこの人はどんな人物だったか不明瞭な部分も多いですが、出来ることなら夢の中の人柄そのままであってほしいですね…
みるみるうちに画面はノイズで埋め尽くされてしまいます。
おやすみなさい、閑照さん。
また地獄で会いましょう。
ふと気が付くと、そこは見慣れた天井でした。
帰ってきてしまった…
情報屋くんの話では「殺されること」までは条件として提示されていませんでしたが、このHDを完遂するためには夢の住人に殺される必要があったようです。
きっと、情報屋くんが還ってきたので、その条件は言わずともラッセルくんも知ることができたんでしょうね。
なんにせよ、これでラッセルくんはHD式更生プログラムを終え、実験の「完遂者」として死刑を免除されることになったのです。
しかしこの看護師、随分と興奮してますね…
人並みの罪悪感を覚え完全に更生し生まれ変わった人間相手に投げかける言葉とは到底思えませんが、これまでに夢先の人達も零していていた通り「完遂者」の誕生は史上初のことらしいので、この反応も仕方ないのかもしれません。
1人になったラッセルくんは、空っぽの注射器を調べ始めます。
実験は終わりました。
もう、あの優しい夢の世界には戻れません。
なにやら考えていたラッセルくんは、注射器を手に取り
自らの首にあてがいます。
ラッセルくんは、本当にあの夢の世界と夢の中のみんなが大好きだったんですね…
だから
注射器の針で喉を滅多刺しにして
ラッセルくんは「完遂者」を殺したのです。
以上が、TRUE END「END ROLL」となります。
…うん、言いたいことは分かりますよ。全く救いがないんですよね。
でも、これがEND ROLLってゲームなんですよ…素敵でしょう?(豆腐看護師並感)
私、基本的にはハッピーエンド至上主義なんですが、この救いのなさに新しい扉を開かれてしまいましてね…皆様にも絶望のお裾分けをしたくて、このプレイ日記を始めたんです。
さて、これ以上の詳しい感想は、プレイ日記が全て終わってからにさせていただきます。
ええ、そうです。まだ終わりませんよ。
※右下の「pass」の詳細は、自分でクリアして確かめてくださいね。