【前回までのあらすじ】
平和になった世界をちょっと歩いてみる。
■ゼーランダ山
お姉ちゃん、その年でそんなにはしゃいでるの…かわいいね…
思った以上にはしゃいでた。
行くつもりだったけど、行ったら半日は離れるつもりないよ?
覚悟してね?
ジエーゴさんも、ルキウスくんの魅力に気付いてしまったか…
■最後の砦
わかったわかった。行くからちょっと待ってね。
ルキウスくんの恋人なら、画面右でグロッタ南への執拗なナビゲートをしてくる勇者の導き手と化してますよ。
王様、めっちゃルキウスくんを頼りにしてるやんけ…
そういえばパパの夢の中のこの人って、かなりの勇者シンパだったもんなぁ…きっとルキウスくんと一緒に色々出来るの嬉しいんだろうなぁ…
リタリフォンちゃんが嬉しいと私も嬉しい。
その様子が大体想像出来るから、デルカダール組可愛いな…
遂にデクくんからの優先順位が、カミュくんより上になったルキウスくんなのであった。
ところでデクくん、どう見てもカミュくんより年上に見えるけど、一体何歳なんだろう…
お嬢ちゃん…元気になったんだね。でも、ネコチャンは…うん…
あ、いいっすよ(快諾)
それはやめて差し上げろ。
■グロッタ
わかったわかった、今から行くからね。
セーニャちゃんの口からそんな言葉が出るなんて…
まあ、でもハンフリーさんはちょっと危ういもんね…いつ尻を掘られてもおかしくない。
彼氏だけじゃなく、おじいちゃんまで推してくるのか…じゃあ、しょうがないな…(彼氏と祖父に弱い勇者)
お姉ちゃんにとっては、薄い本案件をしてきた奴の頭が信頼できる臣下の身体にくっついてるなんて、悪夢でしかないもんなぁ…
確かに傍にいますねぇ…(左を見ながら)
■ユグノア地方
パパとママに何持って行ってあげようかなぁ。
カミュくんとの結婚報告もしなきゃいけないし、ウェディングドレスを着ながら花束でも持っていこうか。
そりゃ自国の姫と世界の救世主たる勇者を問答無用で手に掛けようとしたんだから、後悔するでしょうね…
今から行くから、ちょっと待ってね(半ギレ)
姉貴も感染してるのかよ…
じゃあ、ちょっと彼氏がうるさいので、グロッタ南に向かいます。
■彼氏の心の故郷
久しぶりだな。パパとの再会後に来て以来だから、何十時間ぶりかな。
数十時間前に来てるよおじいちゃん!まだボケちゃダメだよ!
そういや、どっかで似たような建物見たことありますね。
どこだっけなぁ(すっとぼけ)
神の民の里かぁ…そういえば、あの坊やひとりぼっちで放置しちゃってたな。あとで挨拶に行かなきゃなぁ。
パイセンの回想が書かれてる書物…?
つまりそれは、パイセンの日記って事なのでは…?
ちょっと何言ってるかよくわかんないですね…(かしこさ5)
彼氏は芸術どころか、ステテコパンツを平然と穿いちゃうあたり、ファッション含めたセンスに難ありだからなぁ…
お洋服もマヤちゃんが全部見立ててたって話だし、この愛嬌のある像に何の感慨も抱けないのは無理もないだろうなぁ…まあ、私も「変な像だな」ぐらいの感想しか抱けませんけど。
彼氏のそういうところ、かわいいと思うよ(ガバ価値観)
姉貴は姉貴でセンスがぶっ飛んでるんだよなぁ…
なんでまた、うちのイケメン二人は両極端なんだか。
ここ、前は湖だった記憶があるんすよねぇ…
ってことは、お空から落ちてきたんすかねぇ…
奥の方では、妙な壁画が鎮座していました。
何を描いてるのか、さっぱり分かんねぇぜ…
そこに、一行のブレーンおじいちゃんが建物の中にあった本を一冊持って現れます。
あの何言ってるのか分かんない本を、よく読もうと思ったな…流石はおじいちゃん。
「神の民の 伝承いわく……。
失われた時の化身が 守りしは
刻限を司る 神聖なる光。
「その光 かがやき燃ゆる時
悠久の彼方に 失われしものが
大いなる 復活を果たさん……。
つまり、なんか凄い奴が守ってる光がめっちゃ燃えたら、失ったものが戻ってくるって事ですかね?
なんのことやら、さっぱりですが。
マジかよ、ベロニカちゃん生き返るの…?
つまり、「神秘の歯車」ってやつと、「忘却の塔」って場所を見つければいいんすね。
塔については心当たりがなくもないけど、歯車の方はどうかなぁ…
ま~~~~た、このイケメンはイケメンムーブする~~~~~~
でも、ベロニカちゃんに会いたいのは私も同じだから、ちょっくら歯車と塔を探してみよっか。
もうめっちゃ会いたいもん。会って撫でまわして抱っこしたいもん(不審者)
歯車は、この壁画にハマってたってことなんすかね?
つまり、この窪みに近いもんを見つけ出せばいいわけなんすね。
ここで彼氏、何かに気付きます。
あ~そっちはあれですね。げんませきが落ちてた場所ですね。
まあ、彼氏が言うなら何かあるんでしょうから、ちょっと見てみましょうか。