【前回までのあらすじ】
ファーリスくんが落下を始めてる勇者の星を調べに行ったらしいから、様子を見に行こう。
カミュくん、ルキウスくんとの旅の思い出を度々語ってくれるから、呑気なこと言ってる場合じゃないけどなんだか嬉しいの…
ということで、関所。
なんだか、また揉めてますね…まるでベロニカちゃんみたいだぁ…(直喩)
あらあら…すっかり勇ましくなっちゃって…良い男になったわね、ファーリスくん…(老婆心)
勇ましくなっても、相変わらずルキウスくんとオネエさまのファンには変わりないようで安心ですね。君も無事で何よりだよ。
君の様子を見に来たんだよ(本音)
あと、勇者の星も見に来たんだよ(建前)
おじさん。お前仮にも将軍なら、他国の王子相手にはもう少し態度を考えてくれよ。
デルカダール王のメンツにも関わるんだぞ…
ファーリスくんの心が広すぎた…
ファーリスくん曰く、勇者の星には古代文字っぽいものが書かれているらしいんですが、解読可能な学者が怖気づいてバクラバ砂丘まで来てくれないんだとか。
そこで我らがおじいちゃんの出番です。
おじいちゃんは古代文字の解読が出来るらしいので、おじいちゃんを連れて勇者の星を観察しに行きましょう。
ウキウキで走り去るファーリスくんかわいい。
発破かけた王子があんなに勇ましく成長してたら、姉貴も大喜びだよなぁ。
シルビア面に落とした甲斐がありましたね。
そうそう、遺跡の周りを魔物が取り囲んで何かしてたよね。
当時はスルーしたけど。
でも、あの子王族なんで、ちゃんと態度は考えてくださいよ。おじさん。
おじいちゃんが凄いのは知ってたけど、本当に凄い人なんだなぁ…
いや、まあ…以前のあの子を見てたら、そりゃ見くびりますよ…あの頃はヘタレもヘタレだったもの…あれから随分と成長したよね。
ということで、バクラバ砂丘の遺跡に来てみると、ファーリスくんが寝てました。
君はいつも突飛なことをするな…
弟分がそう言うなら、ちょっと真似して見てみますか…
いやいやいや…これをにこにこしながら見てるとか、肝が据わり過ぎてるよファーリスくん…
そんな状況ですが、ルキウスくんは何かを発見した様です。
かわいい。
かわいい。
サマディー城下町で見かけた黒いヨッチが、ここにも来ていたようですね。
でも、その方向は…
ああっ…ファーリスくんのファーリスくんが…!
ヨッチの騎乗位とか、流石に上級者過ぎる…
「じいちゃんのじいちゃんのそのまたじいちゃん」ってことは、数百年単位なのは間違いないんですかね…?
っていうか、祖父をじいちゃんって呼んでたのか…かわいいな…
ファーリスくんのど真ん中をしっかり横断していった黒ヨッチは、そのまま遺跡の真ん中の方へ向かってしまいます。
なんなんだ、こいつは…
黒ヨッチは遺跡の中心に立つと、今度は両手(?)を上げて何か始めました。
ほんとなにしてるんだ、こいつ…(困惑)
そんなわけで、早速おじいちゃんがかっこよく天体観測を始めましたが
ルキウスくんは、黒ヨッチに夢中なようです。
猫は動くものを追う習性があるからね、仕方ないね。