【前回までのあらすじ】
魔王を倒しておいでって言われて、砦から追い出された(願ったり叶ったり)
におうだちを忘れた私服がクッソダサいおじさんも、勇者の防具としてついて来た。
うん、わかった!
彼氏と4人のお姉ちゃん達とおじいちゃん以外には言わないから安心してね!
ということで、おじさんを装備しながらナプガーナ密林を通過し、ドゥルダ郷のあるドゥーランダ山を登山しに来ました。
勇者の尻。
お山の頂上近くに着くと、明らかに人里っぽい所を見つけましたが、近付いた途端敵意剥き出しの坊主に回り囲まれました。頭皮も剥き出しだしね。
しかも、坊主数人が踊り出してプレイヤーを含めた三人はポルナレフ状態でしたが、
間一髪で、坊主の偉そうな人が止めてくれます。
このまま踊られたら、何が起きてたんですかね…MPでも吸われてたんでしょうか…
坊主を止めてくれた坊主は地球人最強やゲントの杖の子みたいな見た目の若い子でしたが、大僧正という結構な立場に就いてる偉い子のようです。
しかも、一目見ただけでルキウスくんが勇者であることまで見抜きます。今まで一目でルキウスくんの正体を見抜いてきたのって、ラムダの双子のお姉ちゃん達だけだから、本当に凄い子じゃないか…流石、勇者ゆかりの地の人だぁ…
これにはおじさんもびっくり。
ただ者ではない雰囲気を十分に醸し出したサンポくんは、お話したいことがあるから郷の一番上の建物まで来てね、と言って去っていきました。
地味に遠いから連れてってくれよぉ…(切実)
おう、考えてやるよ(許すとは言ってない)
ネコチャン!
古い友人…?
おばあちゃんのお友達になるぐらいの年齢の、ユグノアの王族…?
……あっ(察し)
ということで、一番上の建物に行ったら、サンポくんと坊主の皆さんが歓迎してくれました。
ユグノアの王子様は、子供の間の6年間ドゥルダ郷に修行に出される習わしがあったらしいです。
でも、ルキウスくんは生まれて間もなく国そのものが滅びてしまったので、ここに来ることはなかったという事ですね。
そんな友好国の王子様相手に、敵意と頭皮剥き出しでふしぎなおどりをかましてきた坊主の皆さんの立場は、今後大丈夫なんですかね…?
あ、ちなみに坊主の皆さんは、デルカダールが長年道を封鎖してたから、デルカダールの将軍のグレイグおじさんを見て怒りのあまり踊ってしまったらしいっすよ。ルキウスくん、とばっちりもいいところだなぁ…
その後、歴代のユグノアの王子様が修行した大修練場に案内され、そこが先代勇者ローシュとその戦友ウラノスの修行場でもあったことを教えてもらいました。
はえ~先代勇者もお友達も、結構パッとしない名前っすね。
あ、やっぱおじいちゃんも子供の頃に来てたんすね。
というか、修行を受けに来ただけなのに、偉業を残すってどういう事なんでしょうかね…?
仮に1年間を365日とすると
365日×6年=2190日
10000回÷2190日=4.56621004566回
つまり、おじいちゃんは6年間毎日4~5回お尻を叩かれてたってことですか…(困惑)
身内の恥でしょ、それは…
ルキウスくんも幼少期大変ないたずら小僧でしたけど、ユグノア王族やんちゃが過ぎませんかね…?大先輩(ヘンリー、コリンズ)の系譜かな?
そんなおじいちゃんの偉業を教えられながらおもてなしも受けて、その日はおじさんと同室でご休憩しました。
そんで、翌朝
郷が妙に騒がしいのでサンポくんに尋ねてみると、ドゥーランダ山の山頂に向かった修行者が、半月もの間下山してこないんだとか。
探しに行こうにも、魔王のせいで魔物が狂暴化しており、ここの坊主の皆さんでは歯が立たないらしいので、一宿一飯の恩もあるし探しに行ってやっか、といつも通りお人好しのルキウスくんが山頂に行ってみることに。
今回はサンポくんもついてきてくれるみたいです。
ルキウスくんのいたずら小僧ぶりは、ロウおじいちゃんの遺伝だったんすねぇ…
しかし、そうか…おじいちゃんと目元が似てるのか…
勇者の尻。
と、それを眺めるサンポくん。
なんかブラックドラゴンとかが闊歩してて危ない洞窟を抜けた先の山頂には、ミイラ化した修行者のボディが。
あ~こりゃ死んでますね…と、諦めムードのみんなでしたが、修行者の足元に置いてある本におじさんが気付きます。
むっ……! これは
数あるムフフ本の中でも 最高と名高い……
『ピチピチ★バニー』ではないか!(CVリッキー)
二人の純粋な青少年の前で、己が性欲を晒してしまう36歳ムッツリスケベおじさんの図。
二人の、「何言ってんだこいつ」って視線が刺々しくてイイ…(マゾのショタコン)
でも、その本どっかで見たことあるよなぁ…と、記憶の端に引っかかるプレイヤーの嫌な予感を裏付けるように、修行者が首から下げている首飾りに気付くおじさん。
ユグノア王家の者が持つ首飾り
ルキウスくんも本当のママが遺しててくれたから、今も同じ物を持ってますね…
ということは…?
そう、このトップレスの修行者はルキウスくんの唯一の肉親、ロウおじいちゃんだったのです。
師匠のニマ大師という人が異変の際の魔王の攻撃から郷を守り亡くなったため、それを憂いて自害したんじゃないか、とグレイグおじさんはピチピチ★バニーを片手に持ったままそんな真面目な考察をしますが
なんとおじいちゃん、まだ生きているそうです。
そんなからっからの枯れ枝みたいになってるのに、ちゃんと生きてるのかおじいちゃん…
とはいえ、瀕死の状態には違いないので、おじいちゃんを冥府まで助けに行くことに。
君は何を確認してるんだよ。
じゃ、準備もできたし、おじいちゃんを助けに行きましょう。
ここで冥府に送るためにサンポくんがしたのが、ドゥルダ郷に来た時に坊主の皆さんにされたふしぎなおどり。
つまりあの踊りを続けられていたら、ルキウスくんとグレイグおじさんは冥府送りにされてたってことですか…?
あいつらマジで何かしらの処分を考えた方がいいんじゃない…?
そんなこんなで、サンポくんのダンスを眺めていたら、無事冥府に来てしまいました。
おじいちゃんに会えるかな…