【前回までのあらすじ】
ルキウスくんとおじいちゃんと姉貴が帰省した。
■クレイモラン
いや、ツケは払ってもらおうよ。
ルキウスくんも協力するからさ(殺意)
でしょうね…あんな格好でよく、ルキウスくんに攻撃仕掛けようとするな、って感心したと同時に呆れもしたよ。おじさんも普通に死ぬもんね。
まあ、あれはリーズレットちゃんのファインプレーのおかげで何とかなりましたけど…そういや、ルキウスくんはあの直後ぶっ倒れて冬のせいにして彼氏と温め合ったり(事実無根)、ベロニカちゃんに可愛く看病してもらったり(事実)してましたけど、おじさんは風邪とか大丈夫だったんすか…?
ホメロスおじさんに温めてもらったりしたのかな…?(下世話)
それが出来るのは、屈強な精神と肉体を持つお姉ちゃんぐらいだから…
お、マヤちゃん目を覚ましたんだ!
こりゃ、未来の義姉として挨拶にいかなきゃですな。
さて、じゃねーよ! あんた何回同じミスするんだよ!
シャールちゃんとはあんまりお話する機会なかったけど、無事で良かったよねぇ…お互い、この騒ぎのお陰で彼氏と彼女も出来たしねぇ…
あのおじさんにも彼氏いたんですけどね、自分で手放しちゃったんですよね…
しかも、彼氏が昔の彼女と元鞘しちゃってたから、もう戻れないんですよ。可哀想にね…
やはり百合王国であったか…
エッケハルトさんの致命的な呪文の読み間違いも、きっと後世まで語り継がれる事でしょうな…
■彼氏の昔の職場
あらあら。まだ本調子じゃないんだから、しっかり休んでなきゃ駄目だろうに…
ねえ、お姉ちゃん…平和になった途端、脳筋具合が増してない…?
一方、三十代の騎士二人は寒さを訴えていたのであった。
まあ、人間25過ぎた辺りから急激に体の衰えを感じ始めますからね…三十代半ばにもなれば…いや、この話はやめましょう。
人見知りっていうより、色々とショックなことがあり過ぎて塞ぎ込んでたんじゃないかなぁ…小さな女の子には、余りにも荷が重い出来事だったよ。
それが、今では立派な脳筋に仕上がって…弟は嬉しいよ。
目の前にいるから今すぐ詫びろ(過激派妻)
■彼氏のお家
マヤちゃーん、君の未来の義姉ちゃんが来たよ〜
あらら、反抗期みたいですね。
やっぱ何かお土産持ってきた方がよかったかなぁ(餌付け)
あの無能神父、本当に覚悟の準備させておかなきゃな…
あ~この拗ね方は可愛いやつですね。分かるよ…お姉ちゃんにもよく分かる…
自責の念に駆られてどうしようもなくなっちゃってるんだなぁ…悪い事しちゃったから、お兄ちゃんに嫌われるのも怖いしなぁ…
でも君のお兄ちゃん、君が思う以上にシスコンだから何も心配しなくていいんだよ?
ここ最高にかわいい。
ほんとかわいい。
こんな可愛い妹居たら、そりゃシスコンにもなるわよ…カミュくんも嬉しそうで、こっちも嬉しくなるなぁ。
お、いいねいいね。お兄ちゃんは世界中回ったプロ中のプロだから、マヤちゃんも安心して旅ができるぞ~
お兄ちゃんの彼女がお墨付きあげるから、存分に旅をしておいで。
ここかわいい。
かわいいなぁ…
あ、これは兄貴というより、完全にパパの顔ですね。
いいパパになりそうだな、カミュくん…
早めに返してあげるから、もうちょっとだけお兄ちゃん貸しててね。
君達の旅が終わった後は、二人ともユグノアで引き取るけど。
オッケー! お部屋も増やして待ってるから、いつでもおいで!
おじさんは親友を失ったけど、デルカダール王パパと、ジエーゴ師匠と、シルビア姉貴という彼女がいるからひとりじゃないよ。
元気出して。
ってことは、やっぱ姉貴は三十代前半なのかな。
年上のクセにって言われるぐらい離れてるなら、1~2歳の年の差とも思えないし、姉貴30~33歳ぐらいの可能性あるな…
なんでこうなっちゃったのかしらね…姉貴的には、おじさんとホメロスおじさんのどっちのビジュアルの方がいいんすかね…
っていうか、姉貴は子供好きだから、そもそも年上のおじさんは守備範囲外か…