【前回までのあらすじ】
あの忌々しい出来事以来、数ヶ月ぶりにラムダに帰ってきたルキウスくん御一行。
同じく命の大樹の近くのドゥーランダ山にあるドゥルダ郷は、ニマ大師のおかげで被害はありませんでしたが、対になるゼーランダ山のラムダは命の大樹の落下や世界崩壊の影響をもろに受けており、今まで見てきた人里の中ではデルカダールの次に荒廃していました。
しかし、幸運にもラムダ姉妹のご両親と、チート能力持ちの長老さんはご無事でした。いや~よかった。ほんとに。
しかし、ベロニカちゃんはまだラムダに来ていないみたいです。
ここまでもベロニカちゃんの噂は全然聞けなかったし、いったいどこに行っちゃったんだ…あんな幼女の姿じゃ、一人で歩き回るのも大変だろうに…
どうやら、セーニャちゃんにはベロニカちゃんの気配が分かるようです。そういえば、ホムラで単独行動してる時も「西の方にお姉さまの気配がする」とか言って酒場のマスターを困惑させてたらしいしなぁ…愛の力だなぁ。
セーニャちゃんの指した方向には、でっかい木が一本突っ立ってて、きぼうの花の種を所望する少女のいる森があった筈なので、そっちに行ってみますか。
私もベロニカちゃんが心配です…
セーニャちゃんと百合百合してもらわないと、明日への活力が湧かないよ…
坊や…勇者さま実は何度か死にかけてたけど、坊やが喜んでくれるから頑張って生きてたよ…(ショタコン)
綺麗なお姉さんにそう言われたら頑張るしかないよなぁ?
ベロニカちゃん、誰にも見られずに森に行ったってことですか…?
妙だな…(CNNムーブ)
勇者信仰のお膝元とはいえ、世界崩壊を止められなかった事を責めずに無事を喜んでくれたり、ルキウスくんの精神状態を心配してくれたりするのなんだか胸に来る…みんなの為にも頑張んなきゃな…
実際、初登場時に君と行き違ってたからありえなくはないなぁ…まるで、ローレシアの王子とサマルトリアの王子のようだったよ。
なんて昂ることを言うんだカミュくん!
ベロニカちゃんが大人に戻ってたら百合が捗ってしまうだろ!
ベロニカちゃんが心細そうにしてたら、それはそれで興奮するのでちょっと見ていたいですけど、バレたら確実に消し炭にされるから止めておきます。
でも、ベロニカちゃんに消し炭にされるなら本望です(澄んだ瞳)
それには色々と深い事情があるんですよ…とりあえず、おじさんは後学の為に合法ロリって言葉を覚えておくといいよ。
あの森、ラムダ姉妹の遊び場だったのか…
一体どんなエコノミークラスの遊びをしてたのか、おばさん気になりますねぇ…